少し先の未来予想について考えたこと

人生

未来が大きな方向性としてどうなるか考えたことのメモです。単年で見れば変動すると思いますが、5年くらいのスパンで見れば、こうなるのではないかという予想です。

日本円:円安?円高?

政府の借金が大きいので、日銀は金利を上げることができないと思います。一方で、米国も同様に金利を上げにくいと思いますが、既に日本に比べるとだいぶ高いので、日米の金利差が続き、円安傾向が続くと思います。

すなわち、円の価値が下がると思います。

物価:インフレ?デフレ?

円安が続き、輸入コスト増加により、インフレが続くと思います。日銀は、2024年度の消費者物価の前年比は2%台半ば、2025年度および2026年度は概ね2%程度で推移すると予想しています。

円の価値が下がると思います。

消費者物価2.7%上昇 11月、3カ月ぶり伸び率拡大 - 日本経済新聞
総務省が20日発表した11月の消費者物価指数(CPI、2020年=100)は変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が109.2となり、前年同月と比べて2.7%上昇した。3カ月ぶりに伸び率が拡大した。政府による電気・ガス代補助が縮小したエネルギー、生産コストが上がったコメの上昇が目立った。QUICKが事前にまとめた市場予測の...

テクノロジー

AIがより進化し、AIが通常業務の中に入り込み、業務の効率化、生産性向上につながると思います。

自分自身でもGeminiとChatGPTに課金して使っています。これからは、①新しいテクノロジーを作り出す人、②新しいテクノロジーを使いこなす人、③それ以外の人(新しいテクノロジーをあまり使わない人)・・・というふうに大別されると思います。これらの人の間、特に「①②」と③の間で、生産性に差がつくことが予想されます。

AIができると思うことは、

  • 言語化されていて、その情報がAIの学習に利用できることであれば、AIに任せたほうが速い
    • 例えば、翻訳、書評(新しくて書評がまだない本を除く)、議事録作成(会議の音声にアクセス可能な場合)など
  • キャリアプランも、過去のキャリア(LinkedInなど)情報からAIがキャリアプランを提案してくれるようになる
  • 人とのインタラクションは、
    • 文字だけのコミュニケーションも、AIならいつでも答えてくれますし、温かみの感じられる文章も書けるので、十分活用できるレベル
    • 音声だけであればもう実用に近い

一方で、

  • 言語化されにくくて、その情報が蓄積されていない仕事はAIが活きにくい
    • 見て学ぶこと、人から学ぶこと
    • 新しいイレギュラーな事例、新しいプロジェクト
  • AIは自分の体験を語ることは苦手(他人が言っていることを自分のことのように伝えることはできる)
  • 身体性をともなうようなコミュニケーションは、まだまだ時間がかかる
  • AIは必ずしもいつも正しいわけではないので、使う人が判断に必要な知識を持っておくことは必要
  • AIに指示を出すためには、具体的な指示を出せるほどの知識、スキルを人が持っておくことが必要
    • 業務や、期待するアウトプットを理解していないと、AIに効果的に指示を出せない
  • 人の好奇心といった感情や、行動力はまだしばらく人だけが持つ

と思います。

言語化されにくい仕事、あまり似た事例がない仕事、一次情報・原体験を語ることが大事な仕事などが、人の価値を出しやすいのではないでしょうか。

国際環境

起きてほしくないことですが、もし台湾有事が発生すれば、日本のインフレが加速することになると思います。もし円安トレンドと台湾有事が重なれば、ハイパーインフレも起こりえるのではないでしょうか。

  • 半導体供給の不安定化: 台湾は世界の半導体生産の中心地であり、その供給が滞れば、自動車、スマートフォンなど、あらゆる電子機器の生産に影響が及びます。結果として、これらの製品の価格上昇につながる可能性があります。
  • 物資の輸送ルートの阻害: 台湾海峡は重要な海上交通路であり、これが閉鎖されると、日本への物資の輸送が滞り、様々な商品の価格が上昇する可能性があります。
  • エネルギー価格の上昇: 台湾有事により、エネルギー市場が不安定化し、原油価格などが上昇する可能性があります。これは、ガソリン価格をはじめとするエネルギー製品の価格上昇につながり、物価全体を押し上げる要因となります。
  • 円安の進行: 台湾有事による金融市場の混乱は、円安を加速させる可能性があります。円安は、輸入品価格の上昇を招き、インフレ圧力を高めます。
  • サプライチェーンの混乱: 台湾は多くのグローバル企業のサプライチェーンにおいて重要な役割を果たしています。台湾有事により、このサプライチェーンが寸断され、様々な製品の生産が遅延したり、供給が不安定になったりすることで、価格が上昇する可能性があります。

2025年に個人でできること

人的資本

  • 当面、GeminiとChatGPTに課金して、何ができるのか探し続けます。
  • テクノロジーや業界のトレンドも踏まえて、今後のキャリアプランも見直します。トレンドに応じて変わっていくと思いますが、具体的には
    • 強みとすること
      • 戦略: 現状既に強みになっていて、楽しく、なおかつAIはサポートとして役立つことはあっても置き換わりにくいと思うので。
      • プロジェクトマネジメント: これまで多くのプロジェクトを経験していて、なおかつAIはサポートとして役立つことはあっても置き換わりにくいと思うので。対外的に市場価値を高めるためにPMP(Project Management Professional)をとりたいです。
      • 多部門間連携・リーダーシップ: 現状既に強みになっていて、楽しく、なおかつAIはサポートとして役立つことはあっても置き換わりにくいと思うので。広義にはプロジェクトマネジメントに含まれるかもしれません。
      • 業界知識・経験: 今働いている業界が楽しいので、専門知識・経験を深めたいです。
    • 検討して見極めたいこと
      • 人のマネジメント: AIに置き換わりにくいと思うのですが、自分の適性は不明。業務の中で見極めたいです。
      • 研究開発: AIに置き換わりにくいと思うのですが、自分の適性は不明。大学か大学院で学びなおしたいです。2025年は、学ぶ大学か大学院を選ぶところまでは完了したいです。
    • その他
      • グローバルでコミュニケーションする仕事がますます増えると思うので、英語のコミュニケーションは学び続けます。
      • 仕事では、上記以外は優先順位を落とす。仕事以外に時間を割く。

金融資本

最悪を想定し、ハイパーインフレがあることを想定します。日本円の割合を少なくし、複数の他国通貨に分散すること、金(ゴールド)に投資することが対策になると思います。とはいえ、金(ゴールド)現物は雑所得になるので、投資信託かETFで投資したいです。円建てで低コストで金に投資できる、Tracers S&P500ゴールドプラスに積立投資します。ただし、投資方針を守って、金融資本には極力時間をかけない。

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