未来が大きな方向性としてどうなるか考えたことのメモです。単年で見れば変動すると思いますが、5年くらいのスパンで見れば、こうなるのではないかという予想です。
日本円:円安?円高?
政府の借金が大きいので、日銀は金利を上げることができないと思います。一方で、米国も同様に金利を上げにくいと思いますが、既に日本に比べるとだいぶ高いので、日米の金利差が続き、円安傾向が続くと思います。
すなわち、円の価値が下がると思います。
物価:インフレ?デフレ?
円安が続き、輸入コスト増加により、インフレが続くと思います。日銀は、2024年度の消費者物価の前年比は2%台半ば、2025年度および2026年度は概ね2%程度で推移すると予想しています。
円の価値が下がると思います。
テクノロジー
AIがより進化し、AIが通常業務の中に入り込み、業務の効率化、生産性向上につながると思います。
自分自身でもGeminiとChatGPTに課金して使っています。これからは、①新しいテクノロジーを作り出す人、②新しいテクノロジーを使いこなす人、③それ以外の人(新しいテクノロジーをあまり使わない人)・・・というふうに大別されると思います。これらの人の間、特に「①②」と③の間で、生産性に差がつくことが予想されます。
AIができると思うことは、
- 言語化されていて、その情報がAIの学習に利用できることであれば、AIに任せたほうが速い
- 例えば、翻訳、書評(新しくて書評がまだない本を除く)、議事録作成(会議の音声にアクセス可能な場合)など
- キャリアプランも、過去のキャリア(LinkedInなど)情報からAIがキャリアプランを提案してくれるようになる
- 人とのインタラクションは、
- 文字だけのコミュニケーションも、AIならいつでも答えてくれますし、温かみの感じられる文章も書けるので、十分活用できるレベル
- 音声だけであればもう実用に近い
一方で、
- 言語化されにくくて、その情報が蓄積されていない仕事はAIが活きにくい
- 見て学ぶこと、人から学ぶこと
- 新しいイレギュラーな事例、新しいプロジェクト
- AIは自分の体験を語ることは苦手(他人が言っていることを自分のことのように伝えることはできる)
- 身体性をともなうようなコミュニケーションは、まだまだ時間がかかる
- AIは必ずしもいつも正しいわけではないので、使う人が判断に必要な知識を持っておくことは必要
- AIに指示を出すためには、具体的な指示を出せるほどの知識、スキルを人が持っておくことが必要
- 業務や、期待するアウトプットを理解していないと、AIに効果的に指示を出せない
- 人の好奇心といった感情や、行動力はまだしばらく人だけが持つ
と思います。
言語化されにくい仕事、あまり似た事例がない仕事、一次情報・原体験を語ることが大事な仕事などが、人の価値を出しやすいのではないでしょうか。
国際環境
起きてほしくないことですが、もし台湾有事が発生すれば、日本のインフレが加速することになると思います。もし円安トレンドと台湾有事が重なれば、ハイパーインフレも起こりえるのではないでしょうか。
- 半導体供給の不安定化: 台湾は世界の半導体生産の中心地であり、その供給が滞れば、自動車、スマートフォンなど、あらゆる電子機器の生産に影響が及びます。結果として、これらの製品の価格上昇につながる可能性があります。
- 物資の輸送ルートの阻害: 台湾海峡は重要な海上交通路であり、これが閉鎖されると、日本への物資の輸送が滞り、様々な商品の価格が上昇する可能性があります。
- エネルギー価格の上昇: 台湾有事により、エネルギー市場が不安定化し、原油価格などが上昇する可能性があります。これは、ガソリン価格をはじめとするエネルギー製品の価格上昇につながり、物価全体を押し上げる要因となります。
- 円安の進行: 台湾有事による金融市場の混乱は、円安を加速させる可能性があります。円安は、輸入品価格の上昇を招き、インフレ圧力を高めます。
- サプライチェーンの混乱: 台湾は多くのグローバル企業のサプライチェーンにおいて重要な役割を果たしています。台湾有事により、このサプライチェーンが寸断され、様々な製品の生産が遅延したり、供給が不安定になったりすることで、価格が上昇する可能性があります。
2025年に個人でできること
人的資本
- 当面、GeminiとChatGPTに課金して、何ができるのか探し続けます。
- テクノロジーや業界のトレンドも踏まえて、今後のキャリアプランも見直します。トレンドに応じて変わっていくと思いますが、具体的には
- 強みとすること
- 戦略: 現状既に強みになっていて、楽しく、なおかつAIはサポートとして役立つことはあっても置き換わりにくいと思うので。
- プロジェクトマネジメント: これまで多くのプロジェクトを経験していて、なおかつAIはサポートとして役立つことはあっても置き換わりにくいと思うので。対外的に市場価値を高めるためにPMP(Project Management Professional)をとりたいです。
- 多部門間連携・リーダーシップ: 現状既に強みになっていて、楽しく、なおかつAIはサポートとして役立つことはあっても置き換わりにくいと思うので。広義にはプロジェクトマネジメントに含まれるかもしれません。
- 業界知識・経験: 今働いている業界が楽しいので、専門知識・経験を深めたいです。
- 検討して見極めたいこと
- 人のマネジメント: AIに置き換わりにくいと思うのですが、自分の適性は不明。業務の中で見極めたいです。
- 研究開発: AIに置き換わりにくいと思うのですが、自分の適性は不明。大学か大学院で学びなおしたいです。2025年は、学ぶ大学か大学院を選ぶところまでは完了したいです。
- その他
- グローバルでコミュニケーションする仕事がますます増えると思うので、英語のコミュニケーションは学び続けます。
- 仕事では、上記以外は優先順位を落とす。仕事以外に時間を割く。
- 強みとすること
金融資本
最悪を想定し、ハイパーインフレがあることを想定します。日本円の割合を少なくし、複数の他国通貨に分散すること、金(ゴールド)に投資することが対策になると思います。とはいえ、金(ゴールド)現物は雑所得になるので、投資信託かETFで投資したいです。円建てで低コストで金に投資できる、Tracers S&P500ゴールドプラスに積立投資します。ただし、投資方針を守って、金融資本には極力時間をかけない。