現在、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)とTracersグローバル2倍株(地球コンプリート)に積立投資しています。(私の投資方針はこちら)
これらは配当金が出ず、キャピタルゲイン目的(=評価額の値上がりにより利益を得る目的)の投資です。
投資目的も分散させ、インカムゲイン目的で高配当ETF、または高配当投信信託への投資を検討しました。その際、楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)(以下、楽天SCHD)、SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)(以下、SBI SCHD)への積立投資を検討しました。
結果的に「投資しない」ことにしました。高配当ETF、高配当投信信託へ投資したい欲求は定期的に湧き上がってくるので、また投資したくなることがあると思います。投資しなかった理由を思い出せるように記録しておきます。
なお、価値観は人それぞれ、投資判断は人それぞれです。人によっては、SCHD、楽天SCHD、SBI SCHDはそれぞれ良い投資先になります。投資は自己責任で。
SCHD投資信託のメリットとデメリット
私は、以下のメリットとデメリットを比較して、「投資しない」判断をしました。
- メリット:
- 配当(分配金)が得られる。配当金・分配金が出るメリット。
- インカムゲイン目的であり、現在のキャピタルゲイン目的から投資目的を分散できる。配当金・分配金が出るメリット。
- 米国ETFと異なり、確定申告(外国税額控除)の手続きが不要。投資信託のメリット。
- 自動積立設定が可能なので、購入の手間が不要。購入に時間や意識を割く必要がない。投資信託のメリット。
- アクティブ運用ではない。SCHDはダウ・ジョーンズUSディビデンド100インデックスに投資するため。
デメリット:
- 平均取得価額よりも基準価額が下落した時に分配金が出ると、「元本払戻金」になること。投資信託で分配金を受け取る場合のデメリット。
- SCHD投資信託は、米国ETFのSCHDに比べ、信託報酬が高いこと。SCHD投資信託は、米国ETFのSCHDに投資するものです。国内での運用に費用が掛かることはやむを得ないですが、SCHDに比べてあまりにも高いです。
- 米国ETF SCHD 年0.06%
- 楽天SCHD 年0.192%(税込)+その他経費
- SBI SCHD 年0.1238%程度+その他経費
- 分配金に課税されるため、資産額の増加を目的に考えれば、非効率。分配金が出ない投資信託に投資しておき、その投資信託の売却や投信自動売却サービスを使ったほうが高いトータルリターンを期待できる。
新しい投資先に投資したくなったら?
高配当ETF、高配当投信信託へ投資したい欲求は定期的に湧き上がってくるので、また投資したくなることがあると思います。それ以外にも、新しい投資先に投資したくなることがあると思います。
そんなときにどうするか、今回の学びを記録しておきます。
- そもそも、投資について自分から情報収集しない
- 情報収集すると、色々なことが気になりだして、頭や時間を使うので、ほったらかしが一番。本当に気にしなくてはいけない情報は、こちらから情報集しなくても入ってくる。
- メリットとデメリットを書き出す
- 頭の中だけで考えても、整理しにくい。書き出すことで、判断に使う脳のリソースを減らせる。
- 書き出しておくと、後から振り返ることができる。今後また同じような状況になったとき、判断の質やスピードが上がる。
- 自分の投資方針に立ち返る
- 投資方針は人それぞれ。自分の投資方針を言語化しておく。できれば書き出して見える化しておく。
- 投資方針に照らし合わせて、投資するかどうか検討する。私の場合は、以下のような質問を考えてみる。
- 低コストか?
- 分散投資になるか?
- 証券会社のマーケティングにのせられていないか?
- リーマンショックのような暴落が起きたときにも持ち続けられるか?=長期投資できるか?
最後に、繰り返しですが、価値観は人それぞれ、投資判断は人それぞれです。人によっては、SCHD、楽天SCHD、SBI SCHDはそれぞれ良い投資先になります。投資は自己責任で。