分類
- 分類: アブラナ科 アブラナ属
- 旬: 冬(12 – 3月)
- 名前の由来: 江戸時代初期に現在の東京都江戸川区小松川付近で育てられていたから「小松菜」
主な栄養
- β-カロテン
- 小松菜100gに含まれるβ-カロテンは3,100μg
- β-カロテンは、活性酸素を取り除く。
- 活性酸素は、老化や動脈硬化などの生活習慣病の原因となる。
- 体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を強化する。
外からのウイルスなどから体を守る働きがあります。
- ビタミンC
- 小松菜100gに含まれるビタミンCは39mg
- ビタミンCは、美肌を作る。
- 皮膚だけでなく、軟骨などを構成するコラーゲンの生成にも必要。
- 不足すると、免疫力が落ちて風邪などを引きやすくなる。
- 水溶性ビタミンであるため、体内に蓄えておくことができない。
- カルシウム
- 小松菜100gに含まれるカルシウムは170mg
- 小松菜は、野菜なのにカルシウムが多い
- 牛乳100mlに含まれるカルシウムが110mg
- カルシウム不足になると、骨から溶け出して補充しようとするため、骨粗鬆症になりやすい。
- 小松菜100gに含まれるカルシウムは170mg
- 鉄
- 小松菜100gに含まれる鉄は2.8mg
- 小松菜に含まれる鉄は「非ヘム鉄」と呼ばれる種類の鉄です。
- 非ヘム鉄は、あまり吸収率がよくありません。
- カリウム
- 小松菜100gに含まれるカリウムは500mg
- カリウムは余分なナトリウムを排出する
主な害虫
- アオムシ(モンシロチョウ)
- アブラムシ
- カブラハバチ
- キスジノミハムシ
- コナガ
育て方のポイント
- 生育適温は15~25℃。厳冬期(12~1月)を除いて1年中種まき可能。
- 高さ20~25cmになったら収穫期。大きくなりすぎると葉が固くなり味が落ちる。
- アブラムシ対策
- 防虫ネットをかける
- 特に春
- 種まき後すぐ
- 目合い1ミリ以下
- 間引きし、風通しを良くする
- 日当たりの良い場所で育てる
- アルミホイルを敷く
- アブラムシは強い光を嫌うため、太陽の光を反射させて葉の裏側まで照らすことで、アブラムシを遠ざける
- コンパニオンプランツ
- ミント: アブラムシやアオムシを忌避します。
- バジル: アブラムシやコナジラミを忌避します。
- チャイブ: アブラムシを忌避します。
- マリーゴールド: 葉の臭いがアブラムシを避ける効果があり、根には殺センチュウ成分も含まれる。ただし、花が咲くとオオタバコガの幼虫を引き寄せることがあるので、ナス科の植物との組み合わせには注意が必要。
- ナスタチウム: 害虫忌避物質であるグルコシノレート(カラシ油配糖体)を持ち、アブラムシやテントウムシダマシ、カメムシなどの害虫を遠ざける。
- ニンニク: アブラムシを忌避します。
- ネギ: 強い香りでアブラムシを遠ざけ、土壌に発生する病原菌を抑える効果もあります。
- 防虫ネットをかける
参考
- 健康ねっと:URL