投資方針の前提(自分が信じていることと参考書籍)
- 個別銘柄の株価を予想することはできない。投資銘柄の分散がリスクを下げる。
- 一つの国家の覇権が永遠に持続することはない。投資先の国を分散することがリスクを下げる。
- つまり、いつか米国から他の国へ覇権が移り変わる可能性が高いと思っています。ただ、それがいつ実現するのかはわかりません。自分が投資しているうちに移り変わるのかも不明。
- レイ・ダリオ著『世界秩序の変化に対処するための原則 なぜ国家は興亡するのか』(Amazon)
- 運用成績を決める最大要因はアセット配分。マーケット・タイミングや銘柄選択の影響はほとんどない。
- バートン・マルキール、チャールズ・エリス著『投資の大原則』(Amazon)
- 同一アセットクラス内のアセットの相関は、アセットクラス間の相関よりも高い。アセットクラスの分散がリスクを下げる。
- 全く同じ投資先でも、年によってリターンは異なる。年の間のリターンに相関はない。時間分散がリスクを下げる。
- イアン・エアーズ著『ライフサイクル投資術 お金に困らない人生をおくる』(Amazon)
- 長期的には世界の資本価値は増加する。株価も増加する。
- 株式の長期的なリターンは増益率そのものではなく、実際の増益率と投資家の期待との差で決まる。
- 手数料や信託報酬、税金などのコストは、確実にリターンを下げる。
- チャールズ・エリス著『敗者のゲーム』(Amazon)
投資の目的
投資は経済的自由を得るための手段です。早く、経済的自由を得て、仕事を辞められる状態になりたいです。
投資のことを考えるのは楽しいですが、あまり時間をかけすぎないように意識的に他のことへ意識を向けるようにしています。
投資の方針
- 分散
- ETFまたは投資信託のみに投資しています。
- なるべく多くの国に投資しています。
- 積立投資先
- 長期
- 極力、持ち続けるようにしています。
- 投資していることを忘れるくらいがちょうどよいと思っています。
- 低コスト
- NISAとiDeCoを最大限活用しています。節税が目的です。
- 各証券会社のクレジットカード積み立てを活用しています。ポイントをもらえるので、実質的に投資信託のコストを減らせます。具体的には、以下6つの証券会社でクレジットカード積立投資を行っています。
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
- PayPay証券
- auカブコム証券
- 大和コネクト証券
これまでの変遷
- 2020年~
- コロナ(COVID19)パンデミック後に、投資を開始。このときは日米の個別株に投資していました。USの金融緩和によって、株価は好調に上がりました。
- ただし、企業情報を調べることに夢中になって深夜までPCに向き合っていたり、株価が気になってしまい他のことに集中しにくくなってしまったりしました。このままではよくないと思い、あまり時間をかけず、精神的にも安心できる投資方法を探し始めました。この時に買った個別株は2021年に全て売りました。
- 2021年~
- 2024年
- バートン・マルキール著『ウォール街のランダム・ウォーカー』(Amazon)やジェレミー・シーゲル著『Stocks for the Long Run』(Amazon)、北村慶著『金融のプロが実はやっている 最もシンプルで賢い投資の結論』(Amazon)などから、アセットクラスの分散が大事であること、REITもこれまでの歴史上は高いリターンを示していることを学びました。
- また、ETFでは配当(分配金)再投資の際の課税が非効率であることを学びました。
- これらの学びから、自動的に積立投資できる投資信託を使い、株式とREITに分散・積立投資することにしました。
- 米国株ETFは、これまでに買った高配当ETFを売却し、VTに買い換え集約しました。
- イアン・エアーズ著『ライフサイクル投資術 お金に困らない人生をおくる』(Amazon)から時間分散の考えを学び、レバレッジ投資信託への投資を始めました。ただし、レバレッジ投資信託では先物取引が使われ、先物取引には短期金利相当の金利コストがかかるため、レバレッジ投資信託への投資は少額にとどめています。
- 2倍レバレッジでは、純資産の2倍の先物を組み入れるので、短期金利の影響も2倍受ける。
- 金利負担は先物価格に内包されるため、運用報告書などでは確認できない。
- 米国の短期金利は約5%。2024年5月時点。
- 投資ポートフォリオ全体で、レバレッジ比率1.2倍を目標としています。
- 投資目的も分散させ、インカムゲイン目的で楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)(楽天SCHD)とTracers 日経平均高配当株50インデックス(奇数月分配型)への積立投資を検討したものの、以下のメリットとデメリットを比較して、「投資しない」判断をしました。そのときの記録はこちら。
- 2025年
- レイ・ダリオ著『世界秩序の変化に対処するための原則 なぜ国家は興亡するのか』(Amazon)を読み返し、日本の現状と照らし合わせると、ハイパーインフレを想定しておきたいと思いました(少し先の未来のことを考えた記事)。そこで、ハイパーインフレ対策として金(ゴールド)へ投資する目的で、Tracers S&P500ゴールドプラスへの投資を開始