ChatGPT5をCopilotで使ってみた感想を、自分の使い方に即して紹介します。現時点で、自分が使った範囲での、自分の評価ですので、今後変わっていくと思いますし、人によって、使い方によっても評価は異なると思います。
これから使い始めようとしている方、AIとの付き合い方を模索している方の参考になれば嬉しいです。
人間より優れている点
- いつでも何度でも、聞いたことに回答してくれること
- 人間相手だと「聞きすぎ?(聞くことで相手に負担をかけるので申し訳ない気持ち)」「こんなこと聞いていい?(あまりに基本的なことで、そんなことも知らないのかと思われる不安)」「今大丈夫?(急に尋ねることで相手に申し訳ない気持ち)」を感じることがあります。
- AI相手では、こうした心配は一切不要なので、いつでも何でも思いっきり聞けます。特に、相手の回答からさらに深く掘り下げたり、関連するトピックを尋ねたりして追加質問をしてもAIは回答してくれます。
- 既知のことへの短期間での回答
- どこかに情報・答えがあること(既知のこと)について、ささっとAIに尋ねてしまうことで時間を節約できます。
- 幅広く、どこに保管・保存されているのかわからないような情報であっても、AIは短期間で見つけてくれます。
- 自分で調べる時間も、人に尋ねた場合に相手が消費する時間もどちらも節約できます。
- 例えば、略語の意味、専門用語の意味、欲しい情報を含む資料の保管場所、等もAIに尋ねれば解決です。
- 既知の範囲を短期間で理解すること
- どこまでが答えがあること(既知のこと)なのか、その範囲を理解するうえでもAIは、人に比べて速く、網羅的に回答をくれます。
- AIに具体的に深く掘り下げて尋ねても回答が出てこなくなると、それは未知(AIの学習・回答範囲では)だとわかります。
- 可能な限りAIに尋ねて、その結果をふまえて、人間が何をどう進めるかを明確にするという協業の仕方が良いと思います。
- 定量的な推論
- 把握したい市場サイズのデータがなかったとき、ChatGPT5は既知の情報を組み合わせて推論してくれました。このような、ビジネスアナリストが行っているような定量的な分析は、ChatGPT5になって上達したと思います。
- 推論のインプットとなる情報がウェブなど、AIの学習・回答可能な範囲にある限り、多くのビジネスアナリストが行っているようなレベルの推論を、AIは短期間で行ってくれます。このような分析をAIに任せることで、業務を効率化できると実感しました。
- コミュニケーションの癖を補正すること
- 人間誰しもコミュニケーションの型があると思います。要件をストレートに伝える方、事実を大事にする人、相手の感情を大事にする人、など。相手によって使い分けを意識していても、ついつい自分の得意な型が出てしまうと思います。忙しい、プレッシャーを感じているなど、余裕のないときは特に。それぞれの型にはメリットもデメリットもあるのですが、AIは自分と異なる観点で、冷静に、コミュニケーションに対して、フィードバックしてくれます。
- メールなどは特に、事前にAIにレビューしてもらえると、伝えたいことを伝えられる精度が高まると思います。
人間のほうが優れている点
- 複雑な関係性の整理
- 関係図、フローチャート、ダイアグラムのように、複数の要素の関係性を図表で表すことは人間のほうがまだだいぶ速く、かつ上手にできます。例えば、ある分子の細胞内シグナル伝達経路を図表にまとめること、など。
- ただし、個別の関係性はかなり的確に説明できる印象です。個別の要素はAIに尋ねて、その要素の全体像を自分でまとめる、という使い方が生産的だと思います。
- ネクストアクション
- ビジネスのアクションについては、AIはまだ非常に抽象的な提案しかしてくれません。可能な限りAIに尋ねて、その結果をふまえて、ネクストアクションについては、人間が何をどう進めるかを明確にするという協業の仕方が良いと思います。
これから価値が下がること
- 形式知(を知っていること)
- 単に知っているだけであれば、AIですぐ調べられるので価値は下がるでしょう。
- AIで調べられるような知識に依存しているキャリアはリスクが高いと思います。
- ただし、データソースを増やす、市場調査で新しい情報を得る、ウェットな実験で新たな情報を得る、など新しい知識を得て形式知を増やすことの価値は残り続けると思います。
- ゼネラリスト
- AIがゼネラリストのように働くので、幅広い知識を知っているだけであれば、その価値は下がるでしょう。
- 形式知にならないような一次経験を幅広く持っているという意味の「ゼネラリスト」は価値が残り続けると思います。ただし、その場合も明確な強みが必要だと思います。
これから価値が上がること
- 形式知になっていない、もしくはならないような強み
- これまで、I型キャリア、T型キャリア、Π(パイ)型キャリアなど、専門性と幅広さの型がうたわれ、変遷してきました。この横線の部分(=幅広さ)をAIが保管してくれる時代になったと思います。
- 縦線(=専門性)の部分で、形式知になっていない、もしくは形式知にならないような、ずば抜けた強みを持ちながら、それ以外の弱みをAIで補完していくようなキャリアは、代替されにくく、かつ生産性も高いので、その価値が高まるように感じます。私自身は、AIで自分の弱みを補完できることで、キャリアや人生の幅が広がるのを実感しました。
- 「あなたがAIで代替されたくない“縦線の強み”は何ですか?」と自分に問いかけながら、キャリアを模索していきます。
- AIを使いこなす力、環境
- AIを使って生産性を高める、あるいは自分の弱みを補完することで、キャリア・人生を楽しみやすくなると思います。
- AIのツールはどんどん新しいものが出てくると思います。また、それぞれのツールの進化も速いと思います。AIでできることが増えれば触れるほど、そのようなツールを理解し、使いこなすことの価値は高まると思います。
- その一部として、目的や課題、自分の考えを言語化し、AIに伝える力はより重要になると思います。
- 意思決定力
- AIはべき論(~すべき、~したほうがよい)は提示してくれますが、まだまだビジネスの意思決定は人間が行い続けると思います。意思決定に必要なフレームワークや情報などインプットはAIがサポートしてくれますが、意思決定そのものをAIが行うわけではないので、「~する」の意思決定の価値は相対的に高まると思います。
- 人に寄り添う力
- AIの進歩によって、どの業界でもビジネスが変わっていくと思います。ビジネスが変わると、人に求められる知識、スキルも変わります。そのような変化の中で、キャリアコーチングのような、人のキャリアに寄り添いサポートする価値は高まると思います。
- また、AIが無機質なタスク、情報処理をこなせるようになった分、表情・声色も含めて感情をのせて、人をサポート、エンゲージする力は相対的に価値を増すと思います。
- 好奇心・楽しむ力
- 上記の強みを磨くには、長期的に継続したリソース投下(時間やお金を使うこと)が必要があると思います。人によって異なるかもしれませんが、多くの人にとっては「XXXのようなスキル・知識にニーズがあるはずだ、だから勉強しよう」のようなべき論だけでは長期的に続けることは難しいと思います。「~してみたい」「楽しい!」と思えることこそが長く続くものだと思います。そのような好奇心、楽しむ力が人生を彩る価値になっていくと思います。
ChatGPT5をCopilotで使ってみた感想を、自分の使い方に即して紹介しました。現時点で、自分が使った範囲での、自分の評価ですので、今後変わっていくと思いますし、人によって、使い方によっても評価は異なると思います。
これから使い始めようとしている方、AIとの付き合い方を模索している方の参考になれば嬉しいです。


