【読書メモ】『コード・ブレーカー 上 生命科学革命と人類の未来』

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こんにちは。私はブログのアフィリエイトで生計を立てているプロのブロガーです。日々、科学やキャリアに関する本を読んで、読書メモをまとめています。今回は、ウォルター・アイザックソンの『コード・ブレーカー 上 生命科学革命と人類の未来』(Amazonで購入する)についてお話しします。この本は、ゲノム編集技術CRISPRの開発秘話が中心で、ノーベル賞受賞者ジェニファー・ダウドナの物語が描かれています。レビューを見ると、「科学の進歩が面白くわかる」「研究者の人間ドラマに引き込まれる」という声が多く、短い章立てで読みやすいです。仕事のルーチンに疲れたり、キャリアアップのヒントを探しているビジネスパーソンに、科学者の挑戦から学べる点が満載ですよ。それでは、私の読書メモをシェアします。

#1 本書をなぜ読んだのか?

ゲノム編集技術クリスパーに興味があったのと、科学者のキャリアに興味があったので、読んでみました。レビューで「ダウドナの生い立ちからノーベル賞までが詳しい」と知り、仕事で新しいアイデアを求める私にとって、科学者のマインドセットが参考になると思いました。サラリーマン生活でマンネリを感じている方や、キャリアを広げたいビジネスパーソンには、こうした伝記からモチベーションが得られるはずです。

#2 本書の中で特に印象に残った内容は?

この本は、ダウドナをはじめとした科学者たちの人間ドラマが魅力で、レビューでも「協力と競争のバランスが面白い」と評されています。科学の詳細は専門的ですが、物語風に書かれていて読み進めやすいです。特に印象に残った内容をいくつか挙げます。

  • 『ジェニファー・ダウドナは、またに主人公にぴったりだ。他の科学者と同じく、彼女は人との協力を好むが、偉大なイノベーターの大半と同じく、非常に負けず嫌いだ。もっとも、普段はその性質を注意深くコントロールして、スターとしての地位を軽やかに享受している。』
  • 『彼女(ダウドナ)の業績は、レオナルド・ダ・ヴィンチがそうであったように、イノベーションの鍵は、基礎科学における好奇心を現実の生活に役立つツールの開発に結び付けること、つまり実験室での発見をベッドサイドに運ぶことだということも実証している』

これらは、トランスレーショナル・リサーチの重要性を示していて、ビジネスパーソンとして、基礎的な知識を実務に活かすヒントになります。レビューでも「好奇心がイノベーションを生む」との指摘が多く、私も仕事のアイデアに応用できそうです。

  • 『何より、本書では「基礎」科学の重要性をお伝えしたい。つまり、応用志向ではなく、好奇心を原動力とする探求のことだ。自然界の脅威に対する好奇心が導いた研究が、時として思いがけない形でイノベーションの種を蒔く』

現代では応用志向が良しとされる印象だけれど、思いがけないイノベーションは基礎科学から生まれる。この点は、キャリアアップを目指す方に響くと思います。ルーチン仕事に縛られず、好奇心を大切にしたいですね。

  • 『「学校ではいつも一人ぼっちで、孤立していた」と彼女(ダウドナ)は言う。3年生のときには、ひどく仲間外れにされて、摂食障害に陥った。(中略)彼女は本の世界に引きこもり、心の中に壁を築いた。』

本好きで育ったところに共感した。レビューで「ダウドナの幼少期がモチベーションの源」と書かれているように、孤独をバネに成長する姿が励みになります。

  • 『カナダで育ったポーランド系アメリカ人のショスタクは、当時、ハーバード分子生物学科の若き天才の一人だった。研究室を運営しながら自ら実験も行っていたので、ダウドナはショスタクの実験の手法を見たり、思考のプロセスを聞いたりして、あえてリスクを冒す彼の手法に感銘を受けた。異なる分野を大胆につなげることがショスタクの知性の重要な側面であることに、彼女は気づいた』

レンジ(Amazonで購入する)をもって、違う領域を結びつけることが大事。こうやって、人は人から学ぶので、人との縁は大事。ビジネスパーソンとして、異業種交流の参考になります。

  • 『1992年にパスツール研究所に入って以来、シャルパンティエは5か国7都市の10の施設で働いてきた。(中略)研究対象の生物と同じく、シャルパンティエは新しい環境に適応しなければならず、そのため、常に革新的であり続けた。「移動し続けようとする衝動のせいで、一か所に落ち着くことができないけれど、この衝動にはプラスの側面もあり、停滞しなくなるのは確かです」と彼女は言う。ある場所から別の場所に行くたびに、彼女は自分の研究を振り返り、新たなスタートを切ることができた。「移動すればするほど、新しい観点から分析できるようになり、長年、同じシステムにいる人には見えないことが見えるようになる」』

これもレンジ(Amazonで購入する)のように、多様な環境、経験を積むことは大事。ただし、節目ごとに振り返って学びを得ることが必要。レビューで「移動がイノベーションを生む」との声があり、転職を考えている方にぴったりです。

  • 『ショスタクは一つの指針を持っていた。それは、大勢の人がやっていることは決してしない、というものだ。ダウドナもそれに共鳴した。「子どもの頃の私が、サッカーチームで、他の子がやらないポジションでプレーしたいと思ったのと同じだった」と彼女は言う。「新しい領域へ踏み出すのは、リスクも大きいけれど、見返りも大きいことを、ショスタクから学んだ」』
  • 『ショスタクは実験においては緻密だったが、思考のスケールが大きく、常に深遠な問いを追及していた。「そうでなければ、科学をする意味があるのだろうか」と彼はダウドナに尋ねた。』

これらは、キャリアで差別化するヒント。マンネリ仕事から抜け出すために、リスクを取る姿勢が大事だと感じました。

  • 『イーネックは、進むべき道を自力で切り開くことができた。「彼は独自に研究を進められるタイプです。わたしは細かい指示を出さないので、そのような資質は、私の研究室ではとても重要だった」とダウドナは言う。「私が雇いたいのは、創造的なアイデアを持っていて、私の指導の下でチームの一員として働くことを望みながらも、日々の指示を必要としない人です」。彼女は会議でハイデルベルクに赴いたときにイーネックと面談し、バークレーへ来て自分の研究室のメンバーと話してほしいと誘った。新人を採用する際には、チームメンバーがその人と気持ちよく付き合えるかどうかが重要だと考えていたからだ。』
  • 『協調性を重んじると、優秀な人材を振るい落とす可能性もあるのでは?他の人に盾ついたり、グループ思考を妨害したりしても、それが有益な場合もあるのでは、と。すると彼女は(中略)「創造的な争いを好む人がいることは知っているけれど、私の研究室には、仲間とうまくやっていける人にいてほしいのです』

チームビルディングの参考になる。そして、自分が仕事で異動や転職するときの参考にもなる。レビューでも「チームの作り方が勉強になる」とあります。

  • 『ダウドナは、2009年1月にジェネンテックで働き始めてすぐ、間違いを犯したことに気づいた。「自分にふさわしくない場所に来てしまったと、直感的に感じた」と彼女は言う。(中略)この失敗によって彼女は、自分の情熱とスキル、それらに弱点を深く知ることができた。自分は研究室の研究科学者でいるのが好きで、信頼できる人たちとブレインストーミングをするのが得意だが、発見のためではなく権力や昇進のために競い合う企業という環境は苦手だ、と悟ったのだ。』

この失敗談は、キャリア選択の教訓。ビジネスパーソンとして、自分の強みを活かした環境を選ぶ重要性を再認識しました。

まとめ:ゲノム編集から学ぶキャリアのヒント

『コード・ブレーカー 上 生命科学革命と人類の未来』は、科学の進歩と人間の物語が融合した一冊です。私のようにブログで働く人にも、好奇心やチームワークの大切さが伝わってきます。興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。きっと、新しい視点が得られるはずです。Amazonで購入するをご検討ください。下巻も合わせて読むと、さらに深まります。あなたの仕事がもっとワクワクするきっかけになると思います。

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