葉葱(葉ネギ)

園芸

分類

  • 葉ネギは、緑の部分が多く、根元から葉の先まで食べられるネギ。「青ネギ」とも呼ばれる。白くて太い部分を食べる「根深ネギ」とは違う。葉ネギには、万能ネギや九条ネギなどの品種がある。
  • 分類: ユリ科 ネギ属
  • 旬: 春と秋。葉が柔らかい時期。
  • 名前の由来: 中国の古書では「葱(き)」と記されており、日本に渡来してから「秋葱(あきぎ)」と記載された。のちに根を食すことから「根葱(ねき)」となり、現在のネギになったと言われています。

主な栄養

  • 硫化アリル
    • ネギの白い部分に多く含まれる。
    • 血液の凝固を防ぎ、血液をサラサラにしてくれる
    • 優れた殺菌作用、抗酸化作用
    • 血中コレステロール値をダウンさせて、動脈硬化や心臓病の予防にも効果がある
    • 刻んだり加熱調理をすると、ビタミンB1と協力して糖質をエネルギーに変え、疲労回復を助ける効果
  • β-カロテン
    • ねぎの緑色の部分にはβ-カロテンが豊富に含まれる。青ネギ100gあたりに1500㎍。
    • β-カロテンは、活性酸素を取り除く。
      • 活性酸素は、老化や動脈硬化などの生活習慣病の原因となる。
    • 体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を強化する。
      外からのウイルスなどから体を守る働きがあります。
  • ビタミンC
    • 青ネギ100gに32mg含まれる。ネギの緑色の部分に多く含まれる。
    • ビタミンCは、美肌を作る。
    • 皮膚だけでなく、軟骨などを構成するコラーゲンの生成にも必要。
    • 不足すると、免疫力が落ちて風邪などを引きやすくなる。
    • 水溶性ビタミンであるため、体内に蓄えておくことができない。
  • カルシウム
    • 青ネギ100gに含まれるカルシウムは80mg
      • 牛乳100mlに含まれるカルシウムが110mg
    • 骨や歯を作るのに欠かせない。カルシウム不足になると、骨から溶け出して補充しようとするため、骨粗鬆症になりやすい。
    • カルシウムは吸収されにくいが、ビタミンDと一緒にとることで吸収率がよくなる
  • 葉酸
    • 青ネギ100gに含まれる葉酸は100㎍
    • ビタミンB群の一種である葉酸はビタミンB12と協力して赤血球を作る。

主な害虫

  • アザミウマ
  • アブラムシ
  • ハモグリバエ
  • ネキリムシ
  • ネギコガ

育て方のポイント

  • 生育適温は20~25℃。
  • 収穫後は追肥する。

参考

  • はじめてのコンテナ野菜づくり図鑑:URL
  • まごころケア食:URL
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