なぜこの本を読んだのか
私は Copilot ChatGPT5 の性能に衝撃を受け、「AIをどう活用すれば生産性を高められるのか」、「どうすればAIに仕事を奪われずに働き続けられるのか」を真剣に考えるようになりました。AIは脅威でもあり、最大の味方にもなり得ます。本書『生成AI時代の「超」仕事術大全』(Amazon)で、脅威を味方に変えるための考え方と実践手順を体系的に学びたいと思い、手に取りました。
本書のおすすめポイント
本書は、「これから身につけるべき8つのスキル」を軸に、実務に落とし込める形で解説してくれます。ここでは、特に響いた2つのスキルと1つのフレームワークを紹介します。

- 能力拡張スキル
- 自分のアウトプットに対し、AIからフィードバックを受けることで、質を劇的に引き上げられます。従来は他者に見てもらわないと回らなかったフィードバックループを、個人で高速に回せます。
- 私自身もメールや資料の作成でこの方法を試し、自分一人で成果物の質を上げられることに驚きました。AIに限らず、自分の成果物に対してフィードバックを受けると、自分の思考・成果物のクセに気づくことがあります。AIには何度もフィードバックを依頼できるので、フィードバック機会が増え、結果的に、自分のクセに気づくことが増えました。「こういうクセあるんだな」と驚くことも多いです。自己認識が高まっていると感じます。
- 判断プロセス統合スキル
- いかにAIが高性能でも盲信しない、自分の「判断ポイント」を理解し思考を放棄しないこと。
- AIにも人間にもそれぞれ得意不得意、バイアスがあること。
- これらの二つを前提として、人間が意思決定者として関与すると、AI任せよりも効率的で信頼性の高い業務運用が可能です。
- したがって、個人としては専門性を磨きつつ、AIに任せる範囲と自分が担う範囲を明確に線引きし、必要な意思決定を行えることが大事です。言い換えると、AIに任せる範囲と自分が担う範囲を切り分けられることと、意思決定を行えること、その説明責任を果たせること、そしてそれらのために必要な専門的知識・スキルを学び続けることが必要と感じます。
- MELDSフレームワーク
- MELDSは、「AIに置き換えられない人材」になるための考え方をコンパクトにまとめたフレームワークです。MELDSは比較的抽象度の高いフレームワークなので、具体的には個々人で日常の言動に落とし込んでいく必要があります。本書ではそれぞれの内容を詳しく書いてくれていますが、ここでは概要のみ紹介です。
- Mindset: 変化を受け入れ、学習し続ける姿勢。「AIをどう使うか」という視点を持つ。
- Experiment: 小さく試し、早く学ぶ仕組みづくり。失敗を許容し、検証→改善のサイクルを回す。
- Leadership: チームとプロセスを導く意思決定。
- Data: 根拠に基づく検証と改善。データのプライバシーも理解し、適切なデータの取得・利用を行う。
- Skill: 実務で使えるスキルの継続的アップデート。AIを使いこなすスキル+専門分野の両輪で強みを作る。
- MELDSは、「AIに置き換えられない人材」になるための考え方をコンパクトにまとめたフレームワークです。MELDSは比較的抽象度の高いフレームワークなので、具体的には個々人で日常の言動に落とし込んでいく必要があります。本書ではそれぞれの内容を詳しく書いてくれていますが、ここでは概要のみ紹介です。
こんな人におすすめ
- 実務の中でAIをどこにどう組み込めば成果が出るかわからない人
- 成果物の品質とスピードの両立が難しいと感じる人
- AI時代に強みを作りたい人
には学びがあると思いました。他方、既に実務の中で数多くAIを使いこなしている人にとっては学びが少ないと思います。
以上、『生成AI時代の「超」仕事術大全』(Amazon)の感想でした。興味があればぜひ手に取ってみてください。

